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佐竹義宣
●元亀元年(1570)〜寛永十年(1633)
●常陸の戦国大名佐竹義重の長男。天正十七年(1589)に父から家督を譲られたが、その頃の佐竹家は北方の伊達政宗、南方の北条氏政の挟撃に合い苦しい状況にあった。翌年、豊臣秀吉の小田原征伐に参加してその麾下となり、危機を脱するとともに本領安堵を受けた。その後、常陸を統一して五十四万石の豊臣大名となった。関ヶ原合戦では態度を曖昧にし、戦後に出羽秋田二十万石へ転封される。
由良成繁
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里見義弘
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北条早雲
●康正二年(1456)〜永正十六年(1519)
●伊豆・相模の戦国大名。備中高越山城主伊勢盛定の子というが不明。幕府の役人から今川氏親に仕え、幕府の指示で伊豆に乱入した。堀越公方を滅ぼし、相模の大森氏、ついで三浦氏を討って戦国大名に。
北条氏康
●永正十二年(1515)〜元亀二年(1571)
●戦国時代の幕を開いた北条早雲の孫にあたる。父氏綱の死後、巻き返しを図る上杉氏、古河公方の連合軍と河越で戦い、寡勢をもって大勝利を得た戦いは「河越合戦」として有名。氏康は武将としての力量にも恵まれたが、内政にも非凡な能力をみせ、北条氏の勢力を安定期に導いた。また、越後の上杉謙信、甲斐の武田信玄の攻撃を受けたが、よくその鋭峰を交している。決して派手な印象はないが、ひとかどの戦国武将であったことは紛れもない。
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小笠原長時
●永正十一年(1514)〜天正十一年(1583)
●甲斐源氏の流れをひき、信濃の守護大名。林城主で中信濃に勢力をはった。天文十七年、武田信玄に敗れ、のち上杉謙信を頼った。謙信の死後、会津の葦名盛氏に寄食、旧領回復を夢みながら三十余年流浪した。
村上義清
●生年不詳?〜天正元年(1573)
●越後・根知城主。建武二年信濃惣大将として入国した村上氏の子孫。根拠地は信濃国埴科郡坂木。北信濃第一の戦国大名。武田信玄に敗れ、上杉謙信を頼り、旧領回復を狙うが、のち謙信の客将となる。
諏訪頼重
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真田昌幸
●天文十六年(1547)〜慶長十六年(1611)
●信濃上田城主。武田氏に仕えてはじめ武藤氏を継ぎ、のち旧姓真田氏に復し上田城を築いた。武田氏滅亡後、昌幸は
信長に属し、信長死後は家康に属した。しかし、家康より沼田城の明け渡しを命じられてこれを拒絶。家康と昌幸とは
合戦におよんだが、絶妙の戦い振りを見せて徳川軍を撃退した。関ヶ原合戦では西軍に従い、秀忠軍を上田城に
釘付けして関ヶ原の決戦に遅参させた。西軍の敗戦後、二男幸村とともに高野山に蟄居。以後、世に出ることなく
大坂の陣を前にして生涯を閉じた。
木曽義昌
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武田信玄
●大永元年(1521)〜天正元年(1573)
●甲斐国守護。大膳大夫.信濃守。幼名太郎、諱は晴信。武田信虎の長男。三条公頼の女を娶る。永禄二年入道して信玄となる。元亀三年西上の途につき。翌年四月駒場にて病死。
上杉謙信
●享禄三年(1530)〜天正六年(1578)
●越後守護代長尾為景の末子、諱は景虎。兄晴景に代わって越後の戦国大名となる。上杉憲政より関東管領職と上杉家を相続。二度上落。第四回川中島の合戦は有名。織田信長軍と手取川で戦い激破。
上杉景勝
●弘治元年(1555)〜元和九年(1623)
●上杉謙信の一族長尾政景の次男として生まれ、母は謙信の姉であった。父政景の死後、謙信に育てられのちに
その養子となった。謙信の死後、もう一人の養子である景虎との家督争い「御館の乱」に勝利して上杉氏の当主となった。
豊臣秀吉に仕え五大老の一人となり、会津百万石の大大名となった。秀吉の死後、石田三成に呼応して、
徳川家康に反旗を翻した。
しかし、三成が関ヶ原で敗れたため家康に降伏し、米沢三十万石に減移され、米沢藩祖となった。
中条藤資
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直江兼続
●永禄三年(1560)〜元和五年(1619)
●越後与板城主樋口兼豊の子で、直江氏を継いだ。上杉景勝の家老として知られる。兼続は文武に秀でた人物として
知られるが、武に関しては、関ヶ原の戦いの時に、最上方の長谷堂城攻めが知られるばかりである。兼続の真骨頂は、
上杉家の執政としての実績と学問を奨励した政治家としての面にあった。関ヶ原の戦いに際して家康に送った
「直江状」が有名だが、いまは疑問視されている。
とはいえ、上杉景勝に反家康の行動をとらせたのは、やはり兼続であっただろう。
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