.関八州の武将 むかし、坂東・関八州ともよばれた現在の関東地方は、平安時代に京都から東国に下って開発領主となった藤原氏の一族、ついで皇室から分れ出た桓武平氏、清和源氏らの一族が土着、繁栄した。 かれらは、やがて武士団を形成し、ついには源頼朝を盛り立てて武家政権を打ち立てた。 鎌倉に近い南関東には、武蔵に小武士団-武蔵七党から出た諸氏、房総に千葉氏の一族が繁衍した。 室町時代には足利氏、上杉氏が関東に根を下して、その一族、被官らが勢力を拡大した。さらに 戦国時代になると、小田原を本拠とした後北条氏が関八州を席捲する勢いを見せた。かくして、 千葉氏の月星、足利氏の二つ引両、上杉氏の笹に雀、後北条氏の三つ鱗紋が関東の中世を代表する家紋となった。 ●北奥州の武将 ●南奥州の武将 ●常陸の武将 ●下野/上野の武将 ●関八州の武将 ●甲信越の武将 ●中部の武将 ●北陸の武将 ●畿内の武将 ●播磨・丹波の武将 ●備前/備中/美作の武将 ●中国の武将 ●四国の武将 ●鎮西の武将 ●南九州の武将

戦場を疾駆する戦国武将の旗印には、家の紋が据えられていた。 その紋には、どのような由来があったのだろうか…!?。 地域ごとの戦国大名家の家紋・系図・家臣団・合戦などを徹底追求。 応仁の乱当時の守護大名から国人層に至るまでの諸家の家紋 二百六十ほどが記録された武家家紋の研究には欠かせない史料…