元来、紋章には動物的性格(動く)と植物的性格(根をおろす)があり、多くは動物的傾向をもっているようだ。
たとえば、名族とよばれる家が一箇所に定着すると、紋章は植物的に枝葉を繁らせてゆく。
一方で、一族が新しい土地へ集団移動することによって、家紋や名字が広がる動物的性格を失うこともない。
戦国時代以前の武家は、全国的規模で移動することが多く、家の消長や変異は意外に激しいものであった。
ある土地に定着しても、長い歴史のなかで一族の中心的存在が衰退する例は少なくない。
とくに宗家(本家)が戦に敗れ没落したとき、その眷属である一門・支流は改めて諸国に散らばり、
家紋は新たな土地で先祖(一族)の名残をとどめながら広まっていった。
諸国の戦国武将の家紋をみると家の歴史を内包しながら、それぞれの地域において微妙な変化をみせている。、
しかし、そこには家と紋とが今も確かに繋がってていることに気付かされるのである。
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