戦国山城を歩く
三重堀切を探索する─如意ヶ嶽城再訪


三月のはじめ、鹿ケ谷経由で如意ヶ嶽城址へ登ってきた。 おりからの晴天で主郭からの見晴らしは抜群で、北面の曲輪群、城址を取り巻く横堀、土塁などに感動した。 のちに縄張り図を入手・資料を読み直すと、如意ヶ嶽城址の東端、大津方面に通じる東尾根に穿たれた三重の 堀切を見落としていたことを知った。そこで、桜と躑躅の花見を楽しみつつ、蹴上方向から如意ヶ嶽城址を 再訪してきた。東尾根に残る三重堀切は見事なもので、保存様態もよい。また、それぞれの堀切を隔てる土塁も十分な高さだ。 三重堀切を見たのち、主郭北面に残る曲輪群、西方尾根の竪堀・土橋も再探索したが、さすがに将軍が在陣した城である。 改めてその規模の壮大さを体感するとともに、山城歩きを堪能してきた次第だ。
・縄張り図:オレンジで囲んだ部分が三重堀切




四つ辻から城址へ  四つ辻に残る竪堀  三重堀切の土橋  堀切から土橋を見る



見事な堀切  土塁も十分な高さ  堀切を歩く  保存状態は良好



土塁から見下ろす  連なる堀切と土塁  土塁も保存状態は良好  四つ辻に落ちる竪堀を振り返る

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如意ヶ嶽城址
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